大会名称 | 第6回福祉用具専門相談員研究大会 |
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開催日 | 2025年6月19日(木) |
会場 | 浅草橋ヒューリックホール(東京都台東区浅草橋1−22−16) |
大会テーマ |
介護人材不足を補う福祉用具サービスの役割 〜 福祉用具の能力を最大限引き出す相談員のスキルアップ 〜 |
大会長 | 小野木 孝二(日本福祉用具供給協会 理事長) |
主催 | 第6回福祉用具専門相談員研究大会実行委員会 |
共催 |
(一社)日本福祉用具供給協会(日福協) (一社)全国福祉用具専門相談員協会(ふくせん) |
団塊の世代が全員後期高齢者となる2025年がいよいよスタートいたします。介護サービスを必要とする高齢者が毎年これから今まで以上に増えていくとともに、それを担う現役世代は、毎年減少をしていきます。介護人材不足がますます大きな問題となってまいります。さらには介護保険制度の収支の悪化という問題もますます厳しくなってまいります。
このような事業環境だからこそ、我々福祉用具供給業者としての社会的な役割がますます大きくなってまいります。なぜなら、福祉用具のレンタルサービスは、介護人材不足を補完することができる唯一のサービスであるからです。そして介護費用を抑制することができるサービスであるからです。福祉用具レンタルサービスは、人手を借りずに、自分の残された能力を最大限活用して、自分の好きなことを好きなタイミングで行うことを支援するサービスです。そして転倒等を抑制することにより、ご利用者の重度化を抑制するサービスです。家族の介護負担を少なくするサービスです。人手不足が大変大きな問題となっている介護業界において、唯一、人手不足を補完するサービスです。
さらに、福祉用具レンタルサービスご利用者は、介護保険制度の居宅サービスの中で全体の60%と過半数を占めていますが、福祉用具給付費用の占める割合は居宅サービス費用の中で最も少ない8%となっています。居宅介護サービスの中で最も安価に利用できるのが福祉用具サービスであります。介護保険制度の収支を悪化させないためにも、介護人材を使うのではなく、福祉用具の更なる活用が求められています。
第6回福祉用具専門相談員研究大会のテーマは「介護人材不足を補う福祉用具サービスの役割」です。この研究大会を通じて、新たな福祉用具、より有効な福祉用具の提案をできる専門相談員の育成の一助になることを期待して大会長挨拶といたします。