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福祉用具の事故防止に向けた取り組み

福祉用具関係者の皆様へ 介護ベッド用手すりの安全点検
モニタリングと事故防止
職種間連携による事故予防
適正化と事故防止

訪問介護員との連携で安全利用の環境づくり

本会では、平成23年度に福祉医療機構の助成事業を活用して、「訪問介護員と福祉用具専門相談員との連携研修」(注)をモデル的に実施しました。福祉用具専門相談員が、モニタリングを適切に実施すると共に、ご利用者と日常的に接する訪問介護員と連携し、リスク情報を共有することで、福祉用具の事故を未然に防ぐ。そんな専門職間の連携・ネットワークづくりを目的に取り組んだ事業です。本会では、今後もこの事業に取り組み、ご利用者の安心、安全な福祉用具の利用を支援していきたいと考えています。福祉用具専門相談員の皆様には、本事業を参考に、訪問介護員の皆様との連携活動に積極的に取り組んで頂きたいと考えています。

(注)独立行政法人福祉医療機構・平成23年度社会福祉振興助成事業における「福祉用具の事故防止を視点とした技術・連携研修事業」で行ったモデル研修。

モニタリングと職種間の連携が福祉用具の事故を防止する! 初のモデル研修「訪問介護員と福祉用具専門相談員の連携研修」

福祉用具の事故に注目が集まる中、本会では、この防止への取組みとし て、モデル的に「訪問介護員と福祉用具専門相談員の連携研修」を実施。
参加者は安全確認技術と、実際の連携を想定したリスク管理の情報共有 の方法を学びました。訪問介護員との情報の共有が福祉用具の事故防止 の上で重要です。

共有すべきリスク管理の情報は、福祉用具サービス計画の「留意事項」で!

指定基準の改正により、福祉用具専門相談員には、平成24 年4 月から福祉用具サービス計画の作成と、 モニタリングの実施が義務づけられました。本モデル研修はこのような状況の中行われたものです。演習Tで は「安全確認トレーニングキッド」(注)でグループワークを実施。福祉用具専門相談員にはモニタリングのポ イント、訪問介護員には主に連絡の必要性を見極めることを学んでもらいました。
続く演習Uは、この安全 確認を応用した事例検討。学習ツールには福祉用具サービス計画、訪問介護計画にある「留意事項」を活 用しました。厚生労働省が示す「福祉用具サービス計画」の定義では、関係者間で共有すべき情報を「留 意事項」に記載することとしています。これを踏まえ、事故予防のための実際の連携を想定して、リスク管 理情報の共有の方法を学んでもらいました。

(注)財団法人テクノエイド協会(現公益財団法人)の福祉用具研究開発助成事業によって開発されたトレーニングキッド。発売元は有限会社サテライト。

演習Iでは「安全確認トレーニング」を実施

安全確認トレーニングでは、ひやりはっとが起こる直前図(状況図3 枚)を見て、どんな危険が潜んでいるか、どんな安全・確認対策が必要かをグループで検討しました。両職種の視点の違いから、確認技術の幅も広がったと思います。発表は各グループ別に訪問介護員、福祉用具専門相談員がそれぞれ行いました。
AKT・福祉用具安全確認トレーニングキットの内容はこちらをご覧ください。
参加者の乾燥
なぜこの福祉用具なのか、この調節でいいのか、使い方がわからないなど、福祉用具専門相談員に聞きたいことはある。でも聞く機会がない。福祉用具サービス計画書をきっかけに、今後、情報交換の場ができるといい。( 訪問介護員)
なぜ訪問介護員の方たちは、福祉用具のことを知らないのか、興味がないのかと思っていたが、使い方がきちんと伝わっていないとうことが分った。連携の取り方が今後の課題だと思った。
(福祉用具専門相談員)

演習IIの事例検討では「留意事項」を検討

福祉用具の事故防止を視点とした技術・連携研修事業」の詳細はこちらをご覧ください。

本事業では、全国の福祉用具貸与事業所と訪問介護事業所を対象にアンケート調査を実施しました。調査結果で、お互いの事業所への連絡の度合を聞いたところ、「あまりない」「まったくない」を合わせると、両事業所とも5割前後の結果となっています。

福祉用具の事故防止を視点とした技術・連携研修委員会名簿

委員長 白澤 政和 (桜美林大学大学院老年学研究科教授)
委員 阿部 勉 (リハビリ推進センター株式会社 代表取締役)
内田 千惠子 (社団法人日本介護福祉士会副会長)
小島 操 (結城クリニック 石神井訪問看護ステーション相談室室長)
酒井 博人 (一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会理事)
助川 未枝保 (一般社団法人日本介護支援専門員協会副会長)
東畠 弘子 (国際医療福祉大学大学院准教授)
渡邉 愼一 (社団法人日本作業療法士協会 制度対策部福祉用具対策委員長)
オブザーバー 山下 陽子 (厚生労働省老健局振興課福祉用具・住宅改修指導官)
山下 一平 (一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会理事長)

各研修の実施日と協力団体

11月14日(月) 神奈川研修(社団法人日本福祉用具供給協会・神奈川ブロック)
11月25日(金) 千葉研修 (千葉県在宅サービス事業者協議会)
12月20日(火) 静岡研修 (静岡県民間在宅福祉サービス事業者協議会)
1月21日(土) 鹿児島研修(社団法人日本福祉用具供給協会・鹿児島ブロック)
1月24日(火) 大阪研修 (公益社団法人関西シルバーサービス協会)
 
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